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日本に来てはじめてのアルバイトは、宅急便で荷物を分ける仕事でした。そこでは、仕事をするスペースがとても狭いので、どうしても体がぶつかってしまいます。
人とぶつかったときは、いつも「すみません」「ごめんなさい」と言います。4時間の仕事の間に数え切れないほど謝っていました。
ですから、私が一番早くうまく使えるようになった言葉は、「すみません」と「ごめんなさい」でした。
ところで、この仕事で一番気に入っていたところは、ドライバーさんからいろいろなものをもらえることでした。トラックが帰ってくると、ドライバーさんは仕事が終わってから、
いつも私たちアルバイトに「すみません、ありがとうね」と言って、お菓子やジュースをごちそうしてくれたのです。
たった一言と、ジュース1本ですが、私たちは、とても大事にされているような気持ちになって、やる気満々になったものです。
そこでは、皆が毎日そういうふうに仕事をしていたので、とても仲がよく、いい雰囲気で
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した。今考えてみれば、職場が明るくなってお互いに友達になったきっかけは、
毎日のあの挨拶だったのです。
この経験から、私はわかりました。挨拶が日本の社会になくてはならない「潤滑油」のようなものだということを。
日本には「和」という言葉がありますね。
仲良くすること、互いに相手を尊重し、助け合うという意味です。私は日本語の挨拶に、この「和」の心を感じます。
外から見ると、一見しつこく見えがちな挨拶でも、それが日本人の心と心をつなぐコミュニケーションの手段になっているのです。
聖徳太子という人が昔こう言っています。「和を以って、貴しと為す」日本に来て二年。この言葉の意味がわかってきたような気がします。
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